『ブルーロック』シリーズ初の映画化となる、『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』。
3月24日(日)に東京ビッグサイトで行われた世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan2024」。
『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪』公開直前スペシャルステージに、本作の声優を務める島﨑信長(凪 誠士郎役)、内田雄馬(御影玲王役)、浦 和希(潔 世一役)、海渡 翼(蜂楽 廻役)が登壇し、いよいよ4月19日の公開初日が迫る『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の魅力や注目ポイントをたっぷりと語った。
ブルーのライトに照らされながら大きな拍手の中ジャージ姿で登壇したキャストたち。満員の会場を見渡しながら島﨑は「めんどくさ~いとは言いません!ちゃんと喋ります!」と凪の口グセを絡めたジョークで笑いを誘い、それに対し内田が「凪の面倒を見に来ました!」と、玲王風に挨拶。浦は「自分のゴールで勝ちに来ました!今日はトークでも頑張ります。」、海渡は「ここはビビるところじゃない、ワクワクするところ!」と、『ブルーロック』にちなんだ挨拶で会場を和ませた。
4人が揃うのは約1年振りとのことで、内田は「この1年の間に劇場版が公開されることになったり、あっという間だった。」と語る。先日発表となった第18回声優アワードで潔 世一役にて主演声優賞を受賞した浦に対し、キャストから「おめでとう!」と祝福されると、浦は「世界一になります!!」とエゴイスト風に受賞の喜びを噛み締めた。
『ブルーロック』と出会った時の印象を聞かれると、島﨑は「原作コミックのPVに声を当てさせていただいたので、その時に原作を読み始めたらめちゃくちゃ面白くて。4役くらい声を当てた内の1人に凪がいました。その後、TVシリーズのオーディション時に凪を受けてくださいとご指名いただいて、今ここにいます。」と、凪と再会できたエピソードを語った。海渡は「もちろん原作は知っていたのですが、オーディションの時にもう一度読み返したらハマってしまって。改めて蜂楽の感情の動きに注目してみたら、わかろうとすればするほどわからなくなったんです。なので、もうありのままの蜂楽を演じようと思って、何とか今ここに立っています。」とエピソードを語った。
TVシリーズ第1期はエゴイストならではのシーンが多かったが、一番“エゴい”と思うシーンを問われると、内田は「チーム戦で戦った時の印象は強いです。今回の劇場版でも描かれていますが、本編を潔たちの目線で追っていくと、ちょっとずつ何かを見つけて変わっていくというところが表現されているんです。あと、潔が「チームZが勝つ!」と言ったシーンはとんでもなくイライラしました!(笑)」と、まさに玲王目線で潔の印象を語った。さらに内田は「今までは第三者的に作品を観ることが多かったんですけど、今回は潔にイラっとするほど、のめり込みがすごかった。」と『ブルーロック』に対して今までの作品とは違った衝撃を感じたと告白。それに対し島﨑は「凪と玲王と斬鉄のチームVは(演じるキャスト3人で)どこかで(チームVが)勝つよね、という空気はあったよね。」と、チームV内での勝利を確信していた様子。
続いて、潔から見る凪・玲王・斬鉄のチームVの印象を聞かれると、浦は「TVシリーズ第1期を見返していたんですけど、凪、玲王、斬鉄はやっぱり強いし、早く負けてくれと思っていました(笑)。凪が覚醒するシーンは、そんなのあり!?と思った。でも、それがあったから潔のダイレクトシュートに繋がったんですけど。」と語ると、島﨑は「これ、まったく同じことが言えるけどね!劇場版を観ていただくと視点が変わってよくわかります。潔も“魔王“のように演じてと言われていたしね。」と明かした。
また島﨑は「TVシリーズの時は潔の視点なのでチームVは潔に立ちはだかる強大な壁という描かれ方で、どこか潔から見たフィルターをかけたような演技をしていたような気がするんです。でも今回は『エピソード凪』なので、凪視点で心の動きを存分に表現できて楽しかったです。雄馬くんだったり、興津さんだったり、最高なメンバーと演じることができて楽しかったです。視点が変わることによってお客様に見せるものが変わってくるので、今回むき出しで芝居をさせてもらいました。観ていただくと感覚は変わると思います。」と語る。
それに対し内田から「蜂楽もこわいよ!?」と声があがり、海渡は「潔でさえ得体のしれない感じで描かれているのに、蜂楽はもっと得体が知れないですよね。実際にお芝居したときも、潔の目線よりもさらに気味の悪い感じを出したいなと思って臨みました。」と、島﨑は「凪視点で見るとあの戦いは蜂楽がきっかけだったよね。こっちは完全に心を折ったなと思ったのに、急に出てきて…。」と、蜂楽の劇場版での見どころもあがった。
浦は「蜂楽はパワーがあったよね。それに動かされて潔もエンジンがかかって、凪視点で見る潔は“魔王”感を出して、より怖く圧倒的な強者でいてくださいと言われました。」と語り、劇場版の見どころを存分に語った。
改めて注目ポイントや、エピソードを聞かれると内田は「『エピソード凪』は“ブルーロック”に入る前の凪と玲王の過去のエピソードも描かれているので、そこは注目していただきたい。」と語った。
また、斬鉄はどんなキャラクターか問われると、内田は「あ、バカです!(笑)」と笑いを誘い、島﨑からは「でも斬鉄の良いところって全て本気なところなんですよ。斬鉄は本気で真剣にガチでやった結果なんだよね。またそれを演じる興津さんが本気。興津さんはいつもとんでもない圧と声量で、まっすぐなのがかっこいい。」と斬鉄に加え、斬鉄の声を務めた興津も褒め称えた。
さらに、劇場版の最新情報が解禁!公開1週目から4週連続、本編上映後に週替わりでミニアニメ『あでぃしょなる・たいむ!』の上映決定が発表されると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。『あでぃしょなる・たいむ!』 でどんな話が見てみたいか問われると、内田は「“ブルーロック”の食堂で出る食事を1つずつ紹介するエピソードがあればいいなと。1週1品ずつの紹介で!」と、それに対し島﨑は「各キャラの食レポを見たいね。斬鉄だったら「デンジャラス!」とか言うんだろうね。凛の食レポも見てみたい!」と盛り上がった。
そして、4月17日(水)と4月20日(土)に行われる舞台挨拶の情報も発表され(詳細は下記概要欄に記載)、公開初日(4月19日)から、IMAX®・4DX・MX4Dの同時上映も決定した!
最後に、海渡は「たくさんの人に応援していただけているんだということを改めて感じ、本当に楽しいイベントでした。きっと皆さんの心を、魂を“アツく”“エゴく”させること間違いなしだと思うので是非劇場で楽しんでください。」、浦は「今回は主人公を凪に取られちゃいましたが、、(笑) 潔も主人公としての立ち振る舞いをしていると思いますので、劇場版もTVシリーズ第2期も併せて応援してください!」、内田は「劇場版をやっと観られる日がくることが僕も楽しみです。『ブルーロック』はドラマの渦に巻き込まれている感じが面白い作品だなと思います。劇場版を観ていただければ『ブルーロック』の主役はうちの凪なんじゃないかと思ってもらえるのでは…!」と笑いを誘った。島﨑は「今回、凪と玲王の2人の関係性に関して一本芯の通った着地点になっているのではと思います。『ブルーロック』を知らない方も楽しめると思いますし、凪の視点から見た他のキャラクターも見れて、愛着も深まる作品になっていると思います。視点が違うだけで同じ作品で同じシーンを描いているだけなのにこんなに変わるんだ!と思いますし、『ブルーロック』は、自分で動いてみよう、何かをしてみようと背中を押してくれる作品になっていると思うので、たくさんの方々に観ていただきたいです。スタッフの皆さんが心血注いで自分の分野での“エゴ”を結集してまとめあげて良いものにしておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです。」と締めた。最後に島﨑が「ブルーロックの主人公は凪です…!」と声高らかに宣言し、それに対し浦が「完全に取られました、、、!」とツッコみ、和やかな雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。
4月19日(金)全国ロードショー!!